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白狼ハジの徒然日記 第1日

 27, 2016 10:17
白狼ハジ12才。

今日も今日とて、聖霊ラフィーとだべって会話中。

ハジ「ああ、今日も寒いなあ~。君は肉体をもたないから寒さを感じなくて良いね~」

ラフィー「まあね。でも君だって寒さには強い狼じゃないか」

ハジ「強いったって、寒さは感じるさ。人間は勘違いしているみたいだけどね」

ラフィー「アトイもそう思っているのかい?」

ハジ「どうかなぁ・・・。アトイは何にも考えていないだろうね」

ラフィー「・・・・・・?」

ハジ「彼はいつも考え事ばかりしているからね。周りには目がいかないのさ」

ラフィー「ところで、ハジが僕らのことが見えるのはアトイも知っているの?」

ハジ「白狼には神の霊が見えるっていうことは、昔からの言い伝えで知っているよ。ただ、僕もそうだとは思っていないかもね」

ラフィー「どうして?」

ハジ「僕は野生の狼と違って、アトイと一緒に兄弟みたいに里で育ったからさ。神聖なものは、人と隔絶した場所にいるって思い込んでいるんだよ、人間ってね」

ハジ「ラフィーはいつも人間観察しているじゃない。人間が、思い込みの激しい生き物だってことは知っているだろう?」

ラフィー「たしかに。思い込みの激しいところはあるね」

ハジ「どうして人は、神の霊が見えなくなったのだろう?」

ラフィー「人は自信を失ったのさ。神に愛されているという自信をね」

ハジ「アトイもそうなのかなあ・・・」

ラフィー「アトイがどうかしたのかい?」

ハジ「う~ん。最近、元気がないんだ。王になるっていう自信がなくなってきたのかなぁ・・・」

ラフィー「まあ、自信なんて、持てたり、持てなかったりするものみたいだけどね」

ハジ「この分じゃ、僕も、なかなかアトイから離れられそうにないよ」

ラフィー「まあ、もう少し一緒にいたらいいじゃない。 いったん離れたら、もう傍にはいられなくなるんだから」

ハジ「そうだったね。それが掟だものね・・・」

ラフィー「じゃあ、僕はそろそろ行くよ!またね」

ラフィーはそう言って、ハジの前から姿を消しました。

後に一人残されたハジ。

ちょっぴり寂しい気持ちになりながら、アトイの姿を探します。

すると、アトイはいつものように双子岩の上に登り、何やら考え事をしている様子。

普段とかわらぬ光景に、ハジは安心して居眠りをはじめました。


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COMMENT - 2

Sat
2016.01.30
20:10

nanaco☆ #-

URL

エンジェルズアイさん、こんばんは!

おぉ、こちらはレッド・キングダムの番外編なのですね、
いずれ本編に繋がってくるのかな?楽しみにしています。
ハジの姿を想像すると可愛いですね*^^*

本編のほうも、
不穏な動き、、、続きを楽しみにしています♪

Edit | Reply | 
Sun
2016.01.31
22:21

エンジェルズアイ #-

URL

nanaco☆さん、こんばんは!

コメントありがとうございます(^^♪

しばらく、キング・ユーカスの話が続くので・・・。
番外編で未来の王と目される少年アトイと、彼の兄弟である白狼ハジの話を書くことを思い立ちました。
もちろん本編に繋がっていきますが、それは少し先の話になりそうです。

さて本編の方ですが、徐々に権力争いの構図が明らかになっていきます。
それにともない敵国への内通者の出現や、主要人物を暗殺しようとする陰謀なども露見して、王宮はいっきに騒然としてきます。
エザックは無事に、神の示したもう王に王笏をかざすことができるのか?
物語第一部の終焉に向かって、これからも執筆頑張ろうと思っていますので、どうぞよろしくお願い致します(^^)


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