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 今日は占いと相性について、ちょっと思ったことを書いてみたいと思います。
 わたしは20代くらいまではずっと占いが大好きで、毎日占いをチェックしてその日着て行く洋服の色を決めるようなタイプでした。でも30代以降しだいに関心を持たなくなって、今はほとんど気にしなくなってしまいました。
 そのきっかけは、あるとき方位をとても気にする人に出会ったことにあります。その人があまりに方位にこだわる様子をみるうち、しだいに占い全般を好む気持ちが薄れていったように思います。もちろん、占いをまったく信じなくなったわけではないのですが、依存するほどではなくなったといえばいいのでしょうか?
 占いで相性をみるというのも、以前はとても好きでしたが、今はそれもやめてしまいました。知らない方が、相手の個性を理解しようと努力する気持ちが自然にはたらく気がして。
 ちなみにわたしは水がめ座で占い師が多い星座らしいのですが、相性を占ってもし最悪の結果が出たら、それきりその人を避けてしまいかねないことも20代の頃にはあったような気がします。
 でも今は、極力人を避けることはしないようにしています。
 占いが好きだったなごりで、今も人の誕生日が気になるしすぐに覚えてしまうところもあるのですが、わたしの周囲は一般に相性が悪いとされる星座の人の方が多いくらいです。でも平和に暮らせているし、相性が悪いとはいえないように思います。
 みなさんは占いを信じますか?
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 ギルバート氏はクリス老人に鋭い視線を投げかけた。
「<名もなき花>を領地から外に出すことには、マーシャル伯爵も反対しておられます。仮にメリル夫人がチャールズの申し出に応じたとしても、花を自由に運び出すことはできないでしょう。それで彼は、ファンタジーガーデンの近くに療養所を建設しようと考えたのです」
 話を聞きながら、クリス老人の表情はだんだんにくもっていった。デービッドは老人の表情が険しくなっていくのに疑問を抱き話しかけた。
「クリス、どうかしたの?」
 デービッドがそういうと、ギルバート氏も老人の表情の変化に気付き向き直った。
 クリス老人はいいにくそうに答えた。
「療養所を建てたところで、すべての人が<名もなき花>に癒されるとは限らないと思いますがーー」
 老人の言葉に、ギルバート氏は勢いこんでいった。
「無論、あらゆる病に効力があるとは彼も思ってはいないだろう。ただ、それでも重篤な病人の場合には、わらにもすがる思いということがあるだろうからね。何も手を施さぬまま病人が命を落とすというのは、家族にとっても辛いことには違いないからね」
 だが、クリス老人は冷ややかな口調でいった。
「わたしがいっているのは、病の重さのことではないのですよ。その病人が癒される資格を有しているかどうか、ということなのです」
 ギルバート氏は老人の言葉に驚き、声を上ずらせ聞き返した。
「癒される資格だって!?」
 けれどクリス老人は、肩にとまっているイジーを見つめながら穏やかな口調で続けた。
「このカラスは、わたしのところに運ばれてきた時はほとんど死にかけていました。しかし名もなき花の力で、今はこのように元気を取り戻しております。傷ついているのが純粋な動物の場合、名もなき花は実に驚くほどの癒しの力を発揮するのです。けれど邪な心をもつ人の場合にはそうはいきません。癒しの力を享受できる純粋な心が必要になるのです」
 デービッドは、たんたんと話すクリス老人の顔をくいいるように見つめた。
「ーークリス。メリルさんのところで、病気の人たちに出会ったことがあるの?」
 老人は力なくうなずいた。
「はい。たくさんの人が<名もなき花>の噂をききつけガーデンにやって来ました。ですがーー病が癒えた人々はごく一握りにすぎなかったのです」
 辛い思い出が老人の脳裏に甦ったのか、彼はそういったきり堅く口を閉ざした。
 こんにちは。木下と申します。
 わたくしは檀上家の斜向かいに住む年寄でして、ご近所の方々からは木下のご隠居さんと呼ばれております。ちなみに、KURAMAの本編ではちょい役で出ております。
 このたび作者殿が番外編を書かれるということで、こちらにはちょくちょく出させてもらえることとあいなりました。
 そこで今回は自己紹介もかねまして、わたくしの日常やら趣味の話やらをしてみようかと思います。
 ええ~わたくしの一日は、まず朝5時の庭の掃き掃除から始まります。
ーーえ、そんなことはいい?
ーーそういうキャラではない?
 はあ、これは大変失礼いたしました。実はわたくし謎の多い人物ということで、9月21日に作者殿からの紹介があったばかりでございました。つまり、そのへんの年寄りとはちょいと違うという訳ですな。なにしろ謎の多い人物でございますから。
 ええ~謎の多い人物ーー、謎の多い人物?というのは、作者殿どういう意味合いでございますかな?
 は?ああ、陰陽道の達人!ああ、そういう意味でございましたか。なるほど!確かにわたくし、こうみえて陰陽師のはしくれにございます。
 陰陽師といえば皆様ご存知かと思われますが、式神というものを操ります。わたくしも長年一人暮らしをしておりますので、この式神はなくてはならぬ存在でございます。家事はもちろん、昼夜を問わずもののけの番もいたしますので、たいへん重宝いたします。
 現代にもののけなどいない?とんでもございません!うじゃうじゃおりますぞ。きつねだの、天狗だの、化け猫だのーー、近頃は落ち武者が裁判にも出廷するありさまではございませんか!?
 まあ、それはさておきまして。式神というものは自在に姿を変えることができます。でもって、ここに陰陽師の好みが出るわけですな。わたくしの好みはやはりうら若い女性に限りますな。いつぞや、わが家をのぞき見していた若者が、てっきり式神をわたくしの孫だと思い込み洗濯ものを盗みに庭に侵入したことがございましてな。もちろん、洗濯ものはわたくしのものしかございません。男ががっかりしているところへ、式神の通報を受けた警察がやってきて逮捕とあいなりました。うちの式神はめっぽう色っぽいいい女でございますから、魔がさすのも分からぬではございませんがな。
 そう言えば以前、檀上家の比叡君がわが家の式神に目をとめ、用もないのにわたくしのところを訪ねては、式神のいれる茶を楽しみにしていたことがありましたな。もっとも比叡君は式神の正体を知っておりましたから、のぼせあがることはありませんでしたが。


       ***********


「なあ、木下のご隠居さん。この式神、どうやってつくるんだい?俺にも教えてもらえないかなあ」
 比叡君は式神をじっと見つめつつ、真顔でそう申しました。
「天狗に式神は必要なかろう?あんたらには神通力があるのじゃから」
 わたくしがそうつっぱねますと、比叡君は口をとがらせて申します。
「俺の神通力じゃ自分が化けることで精一杯だよ。ご隠居のつくるこの式神はホントにいいよなあ」
 わたくしは少々いたずら心をおこしました。
「教えんでもないがな」
 比叡君はたちまち顔を輝かせました。
「ホントかい、ご隠居さん!?」
「ああホントだよ。だがその前に、式神を操る方法を学ばねばならんよ。つくれても操れねば大変なことになるからの」
 わたくしがそう申しますと、比叡君はそれもそうだと素直に教えを請う様子でおります。わたくしは面白くなって、2,3日修行のため我が家に泊まるようにと比叡君に申しました。
 「チャールズに会われる理由については、わたしの口出しすることではないと承知しております。ただ、チャールズの人となりについては、お二人に誤解のないようお話しておきたいのです」
 ギルバート氏はそういって、いったん言葉を区切った。
「チャールズは商才にたけた実業家ですが、彼が<名もなき花>に執着する理由は、商品として売り出し大きな利益を得ることにはないと断言します。本当の理由は他にあるのですーー」
 ギルバート氏はそういいつつ、先ほどから床に視線を落としているクリス老人に目を注いだ。
 デービッドはギルバート氏の強張った表情から、彼が重大な秘密を二人に打ち明けようとしているのだと直感した。緊張感から、デービッドの心臓が早鐘のように打ち始める。彼はそっと傍らのクリス老人に視線を移した。しかしクリス老人はギルバート氏の話に動揺する気配はなかった。顔色ひとつ変えず、うつむいたままこちらを振り返ることさえない。
 デービットは(もしかしたらクリスは、ギルバートさんの話そうとしていることを知っているのかしら?)と、いぶかしんだ。ギルバート氏もクリス老人の様子を見て疑心暗鬼になったのか、眉間にしわを寄せ、話を続けたものかどうか考えあぐねている様子である。みかねたデービッドは、思い切ってこうきりだした。
「ーーぼくらがチャールズさんに面会したいのは、メリルさんとどんな話をされたのかをお聞きしたいからなんです」
 ギルバート氏は驚いたようにこちらを振り向き、デービッドを直視した。
「デービッド様は、メリル婦人のことをご存知なのですか?」
 デービッドは一瞬返事をためらったが、意を決していった。
「メリルさんに会ったことはありません。でも、メリルさんのことを心配している友人がいて、ぼくはその手助けをしたいと思っているんです」
 ーーそのとき、クリス老人がゆっくりと立ち上がった。


            **********


チャールズ・ブラントがマーシャル家に到着したとき、陽はすでに西に傾き始めていた。緑の木々に囲まれた屋敷の石壁はオレンジ色に染まり、壮麗な屋敷をよりいっそう鮮やかに照らし出す。チャールズは馬車をおり、その景色を感慨深げに眺めた。
 彼がマーシャル家の門をくぐるのは実に10年ぶりのことであった。当時親の遺した遺産をもとでに起業したばかりであったチャールズは、<名もなき花>を是非貿易商品の一つに加えたいとの野心を抱いていた。
 チャールズは再三にわたりメリル夫人のもとを訪ね、<名もなき花>の入手にやっきになったが、彼女はガーデン以外での栽培は不可能であるとして、彼の申し出を頑なに断り続けた。結果、栽培の拡大は困難と判断したチャールズではあったが、花のもつ効能を病に苦しむ人々に役立てたいとの熱意を抱いていた彼は、ガーデンに隣接する土地に療養所を建てることを思い立ったのであった。そしてその土地の所有者が、デービッドの母メアリー・マーシャルであった。
 チャールズにとってメアリーは、ギルバート同様幼少の頃から互いに見知っている間柄であったが、彼には彼女に対して一つ負い目を感じている出来事があった。そのため、チャールズが父の事業を手伝い始め忙殺される日々を送るようになると、どちらともなく自然に疎遠となっていった。
 数年の後、メアリーはロバートとの婚儀がまとまりマーシャル家に嫁ぐことになったが、チャールズはマーシャル家の執事となっていたギルバートに手紙を送り、彼女に対して祝辞を述べて欲しいと伝えただけで婚礼の席には参列しなかった。
 (この屋敷のどこかに、メアリーがいるのだなーー)
 チャールズは屋敷を見上げながら、ひとり懐かしさに心を震わせた。
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気持ちのいい季節になりましたね
秋のバラが咲いたので、写真をアップしました。
美しい花を見ていると、やはり心が癒されますね。
秋のバラはひときわ香り高く、写真のバラはフルーティな香りを楽しめるんですよ。
うちの庭は狭いし夏場は蚊が多くて閉口するので、お花は少ししか咲かせていません。
涼しくなってきたしホントは秋の花々を鉢で楽しみたいところなのですが、今年は暑さがずっと続いたせいかまだまだ蚊が多くてーー。
いまだ庭いじりをする勇気が出ません(汗)。
ガーデニング歴は10年になりますが、年々夏の暑さが厳しくなり植物の世話も大変になってきつつあります。
ーーこれも、地球温暖化の影響なんでしょうか?
そういえば最近、ソーラーパネルを屋根に取り付けました。
電力の自給とエコ対策が目的です。
日本はこれからますます暑くなっていくんでしょうか?
ちょっと心配です。
 中学1年のとき、「おばけ」というあだ名のクラスメイトがいた。
彼女がそう呼ばれていたのはそのルックス。といっても怖い顔だったわけではない。彼女はゴーズトバスターズに出てきた、あのお化けに似ていたのだ。
 色白でふっくらしていてふんいきもほんわかタイプ。
 その彼女がある日、休み時間に物語帳と書かれたノートをわたしに見せてくれた。
 表紙を開いたわたしは、思わず「かわいい~!」と叫んでしまった。
 ノートには、彼女手描きのかわいいイラストと短い物語が書かれていた。わたしが物語を書き始めたのは、彼女のこのノートがあまりに可愛かったからにほかならない。
 自分でも、こんなふうにイラストを添えた手書きの物語帳を作って大切にしたい!そう思ったのである。とはいえ、わたしには彼女ほどのセンスはなかったので、ノートはさほどかわいらしいものにはならなかったが。ともかくも、これがきっかけで私は物語をノートに書きつけるようになった。
いまこうしてブログで物語を書いているのも、もとをたどれば中学1年のときに出会った彼女の物語帳の影響といえる。
 今でもキーボードをたたくだけではなく、気に入ったデザインのノートを買ってきては物語帳にして手書きで書き込んだりしている。



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「両想いになるおまじない?!」
 弘美が眉をつり上げそう叫ぶと、由利恵は片手に持った皿の上の団子を、また一つほおばりながら頷いた。
「ホントにおまじないで両想いになれたの~?ちょっと信じらんないなぁーー」
 弘美はそう言って、なおも疑わしげな目で由利恵を睨む。
「だって本人がそう言ってるんだから、そうなんじゃない?えーっと、確かここに入ってると思うんだけど……」
 由利恵は空になった皿をベンチに置くと、足元の荷物入れのかごの中からリュックサックをひっぱり上げた。
「あったあった!これがそのおまじないの方法だよ」
 袋を開けて取り出した小さなノートをペラペラめくり、由利恵は人差指でページの一箇所を指し示しながら弘美に見せた。一瞬戸惑いの色を浮かべながらも、弘美はノートの中を覗き込む。
「芳枝さん、このおまじないでホントに相沢さんをゲットしたのかなぁーー」
 ため息とも呟きともつかぬ声で弘美がそう言うと、由利恵はあっけらかんとした声で答えた。
「信じる者は救われるってことじゃない?だって芳枝さん、どっちかっていうと引っ込み思案な方じゃない?それがあの相沢さんに自分から近づいたっていうんだから、おまじないで自己暗示でもかけてなきゃ無理だったんじゃないのー」
 「効果あるのかなあーーこのおまじない?」
 弘美は、あいかわらず疑心暗鬼な声でそう呟いた。


ーー週末の高尾山。
 登山というよりは、人を見に来たような混雑ぶりにげんなりした由利恵と弘美は、早々に峠の茶屋のベンチに腰をおろし同僚の噂話に花を咲かせていた。
 それを同じベンチの端で聞くとはなしに聞いていた尼天狗の高尾。二人の話題にのぼっている<おまじないの方法>というのに興味をそそられ、素知らぬ顔で辺りを眺めながらも二人の会話に耳をそばだてた。

(わたし、結構相沢さん好きだったんだよねーー)

 ふと高尾の耳に、弘美の心の中のつぶやきがもれ聞こえた。
 そうとは知らぬ弘美は、何食わぬ顔で由利恵に向かって言った。
「ねえ。そのノートちょっと借りてもいい?」
 怪訝そうな顔で、由利恵が弘美を振り返る。
「ーーいいけど。弘美、おまじない信じないんでしょう?」
 慌てて、弘美は大きく両手を横に振った。
「違う違う!こういうの好きな友達いてさ。絶対知りたがると思うから借りときたいの」
 弘美は作り笑いを浮かべながらそう言って、ノートをたたむとすぐさま肩にかけていたショルダーバックの中にしまいこんだ。
 高尾は、そんな二人の様子を横目でうかがっていた。
 しばらくして二人がベンチから腰をあげ、下山ルートの方へと向かって歩きだす。
 気付かれぬよう少し間をあけて席を立った高尾は、二人の後を追いながらじっと弘美の心の声に耳をすませた。

(このおまじないで、もし相沢さんを振り向かせられたらーー)

 そんな弘美の心の声が聞こえ、「やはりーー」と内心高尾は思った。
「諦めかけた相手でも、他人のものになるのは許せない!人とはほんに妬み深い生き物よーー」
 溜息をついた高尾ではあったが、何となく弘美の行動が気になり後を追ってみることにした。


 
 幼少期に読んだものは別として、ものごころついてから初めてのお気に入りとなった本が「足ながおじさん」だったとかすかに記憶している。
 気に入った理由は、ずばり物書きを得意とする主人公にパトロンがついて、彼女に夢のような未来をプレゼントしてくれるところ。誰でも、自分の望むことをやりたいようにやらせてくれるお金持ちの人がいたら、ラッキーと思うのではないだろうか?だが大抵の親は、子供が何かに夢中になっていたりすると、「そんな事ばかりしてないで、勉強しなさい!」と説教し、やめさせようとするのがオチーー。
 子供が夢を抱いても、なかなかそれを支持し援助してくれるものではない。そうして大人になるにつれ、自分には足ながおじさんなんて現れはしないのだ、と夢を諦めるようになる。それが現実なんだ、と自分に言い聞かせるようになる。
ーーところがさらに年をとると、今度は周囲に恵まれないと嘆く自分にこそ、実は問題があったのだということにはたと気づく。そうーー親だって子供が本気でやる気になっているなら、いつまでも反対したりはしないものなのだ。親を説得するなら、要は子供の覚悟次第だということ。
 流されるように社会に出れば、気にそまぬ仕事や面倒な人間関係に悩むたび、「こんなはずじゃなかったのにーー」とこぼし続ける羽目にもなる。
 だがそんな自分も、あるとき目が覚める。自分の夢や望みをかなえるチャンスは、自分自身の中にこそ眠っていることに気付くのだ。全く実現不可能なことなら、最初から夢に抱いたりはしないのではないのだろうか?と。どれほどの結果が出せるかは無論分からない。それは、ちっぽけな成果にすぎないかも知れない。でも何かしらの結果はきっと残せるはずーー。
 誰しも人生は1度しかない。自分の人生にとっての幸せな選択とはどんなものなのか?後悔しない人生とは、冒険を避けただ安全な道(生活)を歩むことなのだろうか?自問自答する時間はいつでもあるし、答えを出すのに遅すぎるということもない。
ーー自分を助けてくれる足ながおじさんは、ほかでもない自分自身なのかもしれない。



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ちょうどこの時、チャールズが見上げた屋敷の最上階の一室で、メアリー・マーシャルは自室の机に向かい入念に書類に目を通していた。彼女は今日1日をこの自室で過ごし、週末に迫った晩さん会に招く招待客のリストの作成に費やしていた。
 毎年の恒例行事となっているマーシャル家の晩さん会には、町の名士が多数招かれ盛大にとり行われる。代々、晩さん会の準備はすべて次期当主の妻がとり仕切るのがきまりとなっていたため、この1週間メアリーは多忙な日々を送っていた。
 すでに晩さん会に必要な品々の調達や会場設営の手配などは終えていたものの、最も慎重さを要する招待客の選別という作業がまだ残されており、彼女は1日その仕事ににかかりきりとなっていたのである。 メアリーが聞いた話では、マーシャル伯爵はこれまで一度たりとも、前年と同じ顔ぶれの招待客を招いたことはないということであった。事実彼女が招待客の選別作業を行うようになってから、常に招待客には前年とは異なる顔ぶれが含まれていた。
 1年を通じてマーシャル家により大きく貢献した者のみを招く、というのが伯爵の強い意向であり、それだけに招待客の選別はメアリーにとって最も頭の痛い作業でもあった。
(今年も、複数の人たちをリストから外さなければならないわねーー)
 メアリーは、新しくリストに加えるよう指示のあった人たちの席次表を考えながら、そう心の中で呟いた。
 招待客の人数は毎年同じとされているため、どうしてもリストから外す人々を選ばなければならない。しかし気立ての優しい彼女にとって、これはとても気の重い仕事であった。
 何度読み返してもなかなか選ぶことができず、とうとう決めかねた彼女は仕事を中断し席を立った。
 そして気晴らしのつもりで窓の外を見下ろしたーーとその時である。
 彼女は見下ろした視線のその先に、思いがけず一人の紳士が立っているのに気付きはっとして身を強張らせた。なぜならその紳士の物腰といい、風貌といい、彼女のよく知る人物にそっくりだったからである。
(チャールズ?!)
 ーーそう心で叫んだ瞬間、メアリーはたちまち胸がしめつけられるような思いに駆られた。
 

     *********


 クリス老人は、つかつかと窓のところに行き外を眺めた。
 クリス老人の動きを目で追ったデービッドとギルバートは、このとき初めて屋敷を囲む木々の枝のあちこちに、無数のカラスがとまっているのに気がつき驚愕の声を上げた。
 と同時に、クリス老人の肩にとまっていたイジーも突然大声で叫んだ。
「凄い!みんな来てくれたんだ!」
 イジーはつがいのカラスが集めてきた町のカラスの多さに、すっかり感動していた。
「ああ。みな、メリルさんのことを心配して集まってきてくれたのだね」
 そう言いながらも、クリス老人は木々の枝にとまってこちらを見ているカラスたちの数に圧倒され、内心恐怖すら感じていた。
 カラスの群れに不安を感じたのは、デービッドやギルバート氏も同様である。
「クリス。あのカラスたちはここで何をしているの?」
 デービッドは不安げな声で、クリス老人に話しかけた。
 クリス老人は、窓を開けイジーを屋敷の外へと飛び立たせると、振り返って言った。
「おそらく、メリル婦人の手助けをするために集まってきたカラスたちでしょう」
 そして老人は、ギルバート氏に向かい低く鋭い口調で言った。
「屋敷の外のカラスたちに手を出さぬよう、使用人たちに注意をしていただけませんか?カラスは仲間意識の強い鳥です。一羽でも傷つけたりすると、大変な惨事にもなりかねません」
 ギルバート氏は頷くと、すぐに部屋の外へと出て行った。
デービッドは窓辺に立つクリス老人に歩み寄り、小声で囁いた。
「クリス。さっき、ギルバートさんが言いかけてた話のことーーチャールズさんが<名もなき花>を手にいれたがる理由だけど、何か心当たりはある?」
 クリス老人はしばらく考え込んでいたが、かすかな声で呟くように言った。
「実は、メリル婦人はデービッド様の母君の遠縁にあたられる方なのです。このことを知っているのはごく限られた人たちなのですがーー、おそらくチャールズ氏も知っていると思います。それで彼は、メリル婦人に近づくことができ、<名もなき花>を入手したいという話にも耳を貸してもらえたのだと思います。詳しいいきさつは分かりませんが、当時チャールズ氏にはどうしても助けたいと思っている方がいて、そのため花の入手にやっきになっていたのだとかーー。そしてその助けたいという方は、デービッド様の母君にも縁の深い方だったという噂がたっていたのを記憶しています]
 デービッドは、<名もなき花>をめぐる問題に自分の母が関わっていたという事実を知らされ、少なからずうろたえた。



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ーーえ、そうなの?と弘美は意外そうな声を上げ、由利恵を見返した。
 由利恵は親しい同期が相沢と同じ課にいるので、内部事情に詳しい。弘美は彼女からその情報をひきだそうと、わざと給湯室で相沢たちの噂話を聞いたことは黙っていた。案の定、由利恵は自分の聞き込んだ噂話を、さも得意そうに話し始めた。
 弘美はときおり驚いたように目を見開いてみせたり、しみじみとした声色で感嘆の声をもらしたりして、興奮気味に話す由利恵の話に聞き入る素振りを見せた。
「ーーあのおまじない、効き目なかったのかもね?」
 ひとしきり話し終えた由利恵が思い出したように言うと、弘美はそうね、と呟いて俯いた。
 二人は大通りの信号待ちをしながら、話題を変え、いつものように上司の悪口を並べたてはじめた。
 と、ふいに誰かにポンと肩を叩かれ、二人はぎくりとして後ろを振り返った。

「幸田君?!」
 弘美が、一つ下の後輩ーー幸田の顔を見て気の抜けたような声を出す。
「なんですかぁ。その声は。また二人して誰かの悪口でも言ってたんでしょう?」
 悪戯っぽい目で二人を睨みながら、幸田が言った。
 由利恵は苦笑いしながら、まただなんて人聞き悪いわね!と口を尖らせ、やにわに拳を振り上げた。
 幸田はさっと頭の上に鞄を乗せ、由利恵の拳をひらりとかわすと、青信号に変わった横断歩道に向かい一目散に駆け出して行く。由利恵は悔しそうに地団太を踏み、もうっ!と叫んだが、弘美は傍で二人の様子を楽しげに眺めていた。じっさい弘美は、とても気分がよかった。由利恵の話では相沢と芳枝の破局はほぼ間違いないだろうーーそうなれば相沢さんは自分のもの!そう思うと、彼女の心はたちまち浮き立つのだった。
 ところが由利恵が、そんな彼女の思いに水を差すように唐突にこう言った。
「ねえ、前から思ってたんだけど。幸田君て弘美に気があるんじゃないの?」
 弘美は、まさかぁ!と頭を振った。
 弘美が幸田に初めて出会ったのは、1年前のことである。
 システム課所属の彼女は、上司の命令で新人社員向けのパソコン講習を担当することになった。ところが質疑応答の時間になると、決まって質問してくる男がいる。それが幸田だった。眼鏡をかけたキツネ目の意地悪そうな奴ーーそれが幸田に対する弘美の第一印象だった。
 講習担当が初めてだった弘美は、人前に立つのに慣れていなかったため毎回異常に緊張した。
 ところがそこへ、いつも鋭い質問ばかり浴びせかけられるものだから、答えに窮した弘美がしどろもどろになったのは一度や二度ではなかった。
ーーやがて悪夢のような講習期間も終了。ほっと肩の荷をおろした弘美だったのだが、それもつかの間、新人研修を終えた幸田はなんと弘美の課へと配属されてきたのであった。
 以来彼は、何かにつけては弘美につきまとった。そんな彼を見るにつけ、由利恵に言われるまでもなく、弘美も幸田が自分に関心をもっているのでは?と考えたことがなかったわけではない。
 だが彼女の心には常に相沢の存在があり、幸田が入り込む余地などは到底なかった。
「ま、弘美の趣味じゃないよね。幸田は」
 由利恵はそう言い捨てて、組んだ両手を頭の上に突き上げ、うーんと大きく背伸びした。
「それにしても、デスクワークは肩こるよねぇ~」
 弘美はうん、と呟き、何気なく幸田の走り去って行った方向に目を向けた。


  ********


 翌日、弘美がパソコンに向かっていると、脇を通りかかった幸田がこう囁いた。
「弘美さん、相沢さんが廊下で待っていますよーー」
 やや上ずったような声に、弘美はかすかに胸がうずくような痛みを覚えたが、「相沢」という名前を耳にすると、やはり自然顔がほてっていくのを感じた。
 廊下へ出て行くと、エレベーターホールに身を隠していた相沢が姿を見せた。
 弘美は喜びいさんで彼に駆け寄ると、ほとばしるような笑顔で問いかけた。
「急に、どうしたんですか?」
 弾むような声の弘美だったが、どういうわけか相沢は、ひどく青ざめた表情で俯いていた。
 弘美が不審に思っていると、彼は力ない声で呟いた。
「ーー芳枝が、自殺を図って」
 一瞬、弘美の頭が真っ白になる。
 ーー自殺!!
「ーー今朝、病院に運ばれたらしいんだ。だけど家族は、僕の面会を拒絶していて芳枝には会わせてくれない……」
 ーー何?相沢さん、何故わたしにそんな話をするの?
 言葉にならない声が、ぐるぐると弘美の心に渦巻いていく。
「弘美さん、芳枝とは同じ短大らしいね。芳枝のご両親とも面識あるって、うちの課の女の子に聞いたんだけど。ーー僕のかわりに芳枝の様子を見に行ってもらえないかな?」
 相沢の縋るような目が弘美に注がれていた。





 デービッドの母もまた、チャールズのようににメリル婦人を悩ませる原因となっているのだろうか?
 しかし、何よりデービッドを動揺させたのは、母が関わっているかも知れないという事実より、自分がメリル婦人と親戚筋に当たっていたという事実の方であった。 
 カラスのイジーをはじめ、動物たちにとってメリル婦人がどれほど大切な人物であるかは、マーシャル邸に集まったカラスの群れの多さをみても明らかである。そんな偉大な力を持つメリル婦人と、自分は親戚筋に当たるのだと知ったデービッドの胸には、驚きとともにある一つの大きな期待がふくらみ始めていた。

(僕にも、メリルさんみたいな不思議な能力が備わっているかも知れない!)
 彼の脳裏にそんな考えが掠めたーー
 
 デービッドは物心ついた頃から、動物が大好きな少年であった。
 そんなデービッドにクリス老人を引き合わせたのは、他ならぬ彼の母メアリーであった。
 メアリーははまだ5歳であった息子の手を引き、にこやかな顔で「動物とお話のできるおじいさんよ」とクリス老人を息子に紹介したのである。
 今にして思えば、母にとって動物と話のできる人は決して変人や、ましてや虚言癖のある人物などではなかったのであろう。もしかしたらメリル婦人だけでなく、ごく近親者にも特別な能力を持っている人物がいたのかもしれない。
 以来デービッドはクリス老人をたいそう慕うようになり、いつも老人の後ろをついてまわっては、動物たちとの話を聞きたがるようになった。子供のデービッドにとって動物と話せるという能力は、一種の魔法を使えるのにも等しかったのであろう。
 やがてデービッドは成長するにつれ、彼の周囲にクリス老人のことをよく思わない人々がいることに気付きはじめる。しかし常にクリス老人と動物たちとの会話を目の当たりにしてきたデービッドは、老人の不思議な能力を信じて疑わなかった。むしろ、その能力は神様からの素晴らしい贈り物だと老人に尊敬の念さえ抱いていた。
 
 母のメアリーはそんな息子の心を慮り、屋敷の使用人はもちろん出入りする人々にも、クリス老人を非難するような発言は自重するようにと厳しく注意を促した。
 そのお蔭でクリス老人は、庭師として長くマーシャル邸の庭を管理する職を得るに至ったのである。
 デービッドは窓辺に立ったまま、問い詰めるような口調で言った。
「クリス。名もなき花のことについてーー知ってることを全部ぼくに話してくれない?」
 クリス老人はデービッドの真剣な眼差しに、一瞬たじろぎ訝しむような目をしたが、すぐに穏やかな表情にもどり、小さく「はい」と頷いた。

ーー老人がデービッドに語った話。
 それは彼に深い尊敬の念を抱くデービッドですら、にわかには信じがたい話であった。



      *********



 チャールズ・ブラントは、玄関扉を開け彼を出迎えた人物を見て、思わず顔をほころばせた。
「ギルバート!」
 旧友を前にしたギルバートは、いつもの冷静沈着な顔を脱ぎ棄て少年のようにチャールズに駆け寄った。
「久しぶりだなあ!チャールズ。元気だったか?」
 互いに満面の笑顔を浮かべ、彼らは堅い抱擁をかわした。
「ああ、元気だとも。君も元気そうだなギルバート!」
 チャールズの弾んだ声に嬉しそうに頷きながら、ギルバートはチャールズの肩に腕を回して屋敷の方へといざなった。
「ーーところで、またメリル婦人と会うつもりなのかい?」
 屋敷内を案内しながら、ギルバートはチャールズに尋ねた。
「ああ。まだ諦めたわけじゃないのでねーー」
 チャールズの表情がやや翳るのを見て、ギルバートは話題を変えた。
「メアリーもずいぶん君に会いたがっていたよ。さっぱり顔をみせないと嘆いていた」
 チャールズは嬉しいような困ったような複雑な表情を浮かべつつ、頷いた。
「ところで、カラスを助けようとしたデービッドを轢きかけたらしいね?」
 ギルバートがそう言った時である。突然屋敷の裏手でけたたましい叫び声が上がった。
「あれは、メアリーの声だ!」
 そう言うが早いか、ギルバートは階段を駆け降り始めた。迷わずチャールズも彼の後を追う。二人は屋敷の1階まで降りると、手っ取り早く突き当りの窓によじ登った。そして体を折り曲げ窓から庭へと飛び降りると、全速力で屋敷の裏手へと向かって走った。ぐるりと屋敷を回りこみようやく裏手に出た二人は、迷路のように刈り込まれた生垣の向こうに、恐怖に顔を歪め立ちつくすメアリーの姿を見出した。
「メアリー……」
 そう声をかけようとしたときである。彼女の視線の先に目を向けた二人が、思わず息をのんだ。
「ーーまさか!!」
 そう叫んだのはギルバートであった。
 メアリーのすぐ目の前ーー生垣の途切れた芝生の上に、クリス老人が突っ伏すようにして倒れていたのである。
ーーおりから騒ぎ始めたカラスたちの鳴き声で、辺りは一種異様な空気に包まれたーー



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 最近はあまりつけていないが、以前夢日記をつけていたことがある。
 もちろん毎日付けていた訳ではない(朝目が覚めたら、何の夢をみていたか忘れてしまうなんてざらだったし)
 何故そんなことをしていたのかというと、夢にみたことを小説のネタにできないか?と思ったからだった。
 ところが夢というのはいい加減なもので、いざ書こうとすると全く話のつじつまが合わない。それでも妙に印象深い情景や設定も結構あったので、断片的な部分だけでも書き続けるという作業を続けていた。(ちなみにわたしの夢はカラーなのだが、人によっては白黒の場合もあるらしい)
 こうして綴った夢日記は、現在わたしのアイデア帳に収めてある。
 もちろんユニークな情景や設定は、ファンタジー小説を書く際の貴重な宝となっているのは言うまでもない。

 さて、以前勤めていた職場に、私の夢日記とは意味合いの違う夢日記をつけている友人がいた。
 彼女の書いていたのは、ずばり自分の叶えたい夢。その夢を実現するための計画をたて、それを実行していく過程を夢日記として綴っていたのである。
 彼女の書いていたもので特に印象に残っているのが、ホエールウォッチングという項目であった。しかも場所はカナダ!
 当時彼女は新婚ほやほやだったが、この夢を絶対叶える!と決めて夢日記に書いたのだと言っていた。
 お金も時間も必要な夢なので、実現は容易ではないだろうと思えた。
 が、結論から言うと、見事彼女はこの夢をかなえてしまったのである。
 それは、彼女が夢日記に綴ってから約2年半後のことだった。
 彼女曰く、「ずっと心に念じ続けてさえいれば夢って叶うものなのよ!実現するためにどうしたらいいかって自然に考えるようになるのーー」
 熱意にまさるものなしーーということか。
 補足すると、彼女の夢日記は非常に緻密にプランニングされたもので、余暇の過ごし方(語学の習得など)に始まって、経済面(資金の準備)、生活面(家事との両立)、仕事面(休暇の調整)などを配慮しつつ、そのいずれにも支障をきたすことなく夢を実現するというものだった。彼女の現実味を帯びた行動力には頭が下がる。
 わたしもーーまずは小さなことから始めてみようか?
 実現できるか否かは、思いの強さ次第というところかーー



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 映画「BEASTLY」を観た。
「美女と野獣」はディズニー映画でも見たが、現代版ということでどんな設定で描かれるのか、そこに興味があったからだ。
 だが思惑と違い、わたしがこの映画の中で最も印象に残ったのは、盲目の家庭教師の言動だった。
 ある日、醜い姿に変えられた主人公の青年が家庭教師の部屋をたずねると、彼はその日しめるネクタイを選んでいる最中だった。
 目の見えない家庭教師がおしゃれをする姿は、青年の目には不思議に映る。
 けれど家庭教師は、青年に向かってこう語りかける。
「大切なのは、人に自分がどう見られているかということではありません。自分が自分をどう見るかということなのですーー」と。
 わたしはこの言葉を自分にあてはめて、はっとさせられた。
 自分が自分をどう見るかーー?そんな風に現実の自分を客観的に見たことがあっただろうかと。
 そして思った。わたしは、今の自分を好きだといえるだろうか?今の自分の生きざまを、誇りに思えるだろうかと。
ーー潔い生き方に、憧れたこともある。
ーー後ろだけはをふり向くまいと、心に固く刻んだこともある。
 だがーー自分を、ありのままの自分を見つめて歩いて来ていただろうか?
 自堕落な日々を送っている自分。ただ流されるように、毎日を過ごしている自分。何かのためにーーあるいは誰かのために生きる、なんて綺麗事だと思っている自分。楽をして毎日楽しく生きてさえいられたら、と思っている自分。自分の望みをかなえるためなら、他人のお荷物になっても気にならないという自分。
 そんな自分が今の自分なら、好きでいられるだろうか?
 なのにーー今のわたしは、胸を張って自分はそうではない!とはいいきれない気がする。
 願わくは、今の自分を好きでいたい。
 せめてこれからはーー自分に、誇りを持てる生き方をしていきたいものだと思う。



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