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 私の好きな作家の一人に、「宝島」や「ジギル博士とハイド氏」の著作で知られる、ロバート・ルイス・スティーブンソンがいます。
 彼は美文家としても有名で、作家であるとともに詩人でもありました。
読者を魅了する詩情豊かで流れるような文体は、詩人としての彼の才能に裏うちされたものだったというわけです。
 私は現在詩作には取り組んでいませんが、小説を書く上で、詩情豊かな文章を書けるようになりたいという願望は強く持っています。
 そんなこともあり最近、執筆に行き詰って気分がのらない時や、何となく心がささくれだっているなぁ・・・と感じた時などに、詩を読むようになりました。
そして気づいたのですが、「詩」には、美しい音楽がそうであるように、読む者の疲れた心を癒し、希望をも与えてくれる力があるのです。
 学生の頃は詩をゆったりと読んだ記憶があまりなく、ましてや詩作に時間を割くということなどもなかったので、詩の持つ力、その豊かな世界を知らずに過ごしてしまいました。

 そこで「詩人の小部屋」では、皆さんとご一緒に、ほんの束の間でも「詩」の世界に身をおき、その豊かな世界にひたれることができたらと思っています^^

 さて第1回目の今日は、日ごとに秋めいてくるこの季節にぴったりの詩、「イニスフリーの湖島」をご紹介したいと思います。作者はノーベル文学賞を受賞したアイルランドの詩人、ウィリアム・バトラー・イェーツです。

さあ立上がって行こう、イニスフリーに行こう、
そして土壁づくりの小屋をそこに建てよう。
そこには九条の豆を植え、蜜蜂の巣をおこう、
そして蜂の羽音の騒がしく聞こえる渓にひとりで住もう。

そこでは心の静けさが得られるだろう、ゆっくりとした心の静けさが
朝の帳からこおろぎの鳴くわが小屋におりて来るから。
そこでは夜はかそけき光に満ち、昼は華やかに光が輝き、
夕暮れは小鳥の羽ばたきが聞こえる。

こんどこそさあ立上がって帰ろう、昼となく夜となく、
湖畔に打ち寄せるあの低い波音が聞こえるから。
こうして都会の道路に、灰色の舗装路に立つときも、
心の奥深くあの波音が聞こえる。


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