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自作のファンタジー小説と日々の日記のブログ

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詩人の小部屋 1

 04, 2013 13:57
 私の好きな作家の一人に、「宝島」や「ジギル博士とハイド氏」の著作で知られる、ロバート・ルイス・スティーブンソンがいます。
 彼は美文家としても有名で、作家であるとともに詩人でもありました。
読者を魅了する詩情豊かで流れるような文体は、詩人としての彼の才能に裏うちされたものだったというわけです。
 私は現在詩作には取り組んでいませんが、小説を書く上で、詩情豊かな文章を書けるようになりたいという願望は強く持っています。
 そんなこともあり最近、執筆に行き詰って気分がのらない時や、何となく心がささくれだっているなぁ・・・と感じた時などに、詩を読むようになりました。
そして気づいたのですが、「詩」には、美しい音楽がそうであるように、読む者の疲れた心を癒し、希望をも与えてくれる力があるのです。
 学生の頃は詩をゆったりと読んだ記憶があまりなく、ましてや詩作に時間を割くということなどもなかったので、詩の持つ力、その豊かな世界を知らずに過ごしてしまいました。

 そこで「詩人の小部屋」では、皆さんとご一緒に、ほんの束の間でも「詩」の世界に身をおき、その豊かな世界にひたれることができたらと思っています^^

 さて第1回目の今日は、日ごとに秋めいてくるこの季節にぴったりの詩、「イニスフリーの湖島」をご紹介したいと思います。作者はノーベル文学賞を受賞したアイルランドの詩人、ウィリアム・バトラー・イェーツです。

さあ立上がって行こう、イニスフリーに行こう、
そして土壁づくりの小屋をそこに建てよう。
そこには九条の豆を植え、蜜蜂の巣をおこう、
そして蜂の羽音の騒がしく聞こえる渓にひとりで住もう。

そこでは心の静けさが得られるだろう、ゆっくりとした心の静けさが
朝の帳からこおろぎの鳴くわが小屋におりて来るから。
そこでは夜はかそけき光に満ち、昼は華やかに光が輝き、
夕暮れは小鳥の羽ばたきが聞こえる。

こんどこそさあ立上がって帰ろう、昼となく夜となく、
湖畔に打ち寄せるあの低い波音が聞こえるから。
こうして都会の道路に、灰色の舗装路に立つときも、
心の奥深くあの波音が聞こえる。


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COMMENT - 4

Fri
2013.10.04
15:35

スノークローバー #-

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こんにちわ

短い文章の中で、完結かつ心を伝える手段として、
詩やポエムなどは、とてもステキだな・・・と思いました。

Yuki雪ダルマ

Edit | Reply | 
Fri
2013.10.04
18:35

エンジェルズアイ #-

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Re: こんにちわ

Yuki雪ダルマさん、コメントありがとうございます。

本当にそうですよね。
短い文章の中で、詩のもつ豊かな表現力はとても魅力的に働くものだと思います。
ここに紹介する文章は、ロバート・ルイス・スティーブンソンの作品の一説ですが、情景と感情が一体化した文体が実に美しく魅力的です。

(洋上では風にはためく帆布の旋律に合わせてしばしば私の胸裡を訪れ・・・)

(これらのことは、星の照り映える数々の港で私が甲板に立ちましたときに心の伴侶となり・・・)

(ご夫妻のお顔と声とともに、様々な情景が目のまえに浮かんでまいります。)

 詩情の豊かさが、文章にどれほどの変化と深さを与えてくれるかが良く分かりますよね^^

Edit | Reply | 
Fri
2013.10.04
20:30

マウントエレファント #TO/PCoV.

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美文が書けるようになりたい

ボクも昔夢中になって「宝島」読んだな〜。
文章もただ面白ければいいというわけでなく、詩情がなければ無機質になってしまいますよね。
そういう面において、エンジェルズさんからは学ぶ事が多いです!

Edit | Reply | 
Sat
2013.10.05
11:20

エンジェルズアイ #-

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Re: 美文が書けるようになりたい

美文が書けるようになれたらいいですよね。
それには美文を書いている人の文章を暗唱し、かつ使われている語句で自分なりの文章を書いてみる。これはスティーブンソン自身が実行していた方法だそうです。
つまり、天才は1日にしてならずーーということ。文章をうまく書けるようになるには、やはり努力しかないようです。
「成功ばかりを望んでは駄目。努力の先に成功はある。」
分かってはいても、ついつい気持ちが急いて、ジレンマに陥ってしまう自分がもどかしい。
考えるより、まずは体を動かすこと・・・。ものづくりは、手を止めていては始まりませんものね。


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